2010年2月18日木曜日

偉大なる國母選手

注:以下の記事は以前書いた「スピリチュアル批判シリーズ」とは違い、決して國母和宏選手を批判するものではありませんので誤解無きようお願いします。


現在、バンクーバー冬季オリンピックが行われており、各種目で日本人選手が素晴らしい活躍を見せている。

と言っても私自身は、スキーもスケートもド下手クソという劣等感もあってか(笑)、バンクーバー五輪には全く興味がなかった。しかし、ある日、ネットでニュースを見ていたら、スノーボード・ハーフパイプ出場の國母和宏選手が問題を起こしたというニュースが目に付いた。

なんでも、この國母選手、バンクーバーに向かう際、日本選手団公式スーツを崩し、近所のコンビニにたむろってる中高生がやるようにズボンを尻半分くらいまでズリ下げた腰パンスタイルで、ネクタイは緩め、ブレザーの前は閉めず、シャツの裾も丸出し。更には、首から上も普段通りドレッドヘアに鼻ピアス、サングラスというスタイルで成田空港を出発したと言う。
報道では、「服装に乱れ」があったそうな(笑)。

その写真を見た私は、まあ、今風の若い人が良くやるスタイルだけど、オリンピックの制服でそれをやったら、さすがに眉をひそめてクレームをつける人は出るだろうなとは思った。でも、これほど、バッシングを受けるとは正直思わなかった。
実際のところ、そもそも、周りに監督やコーチもいたはずなのに、「おい、國母!ちゃんとスーツ着ろ!」と誰も言わなかったところをみると、周囲も、どうせ、またいつもの事だ、と思ってたんだろう。

ところがどっこい、結構な騒ぎになってしまい、國母選手は、選手村入村式出席を自粛(笑)。
さらに、記者にシツコクされたせいもあるが、この兄ちゃんが自ら火に油を注ぎ(笑)、記者会見で、
「チッ、うっせぇ~~~な!」
「反省してまぁ~~~す。」
(本音を言えば、(反省なんて、全然してねぇ~~よ!)ってとこかな(笑))
とやってしまったところで、全国的にバッシングを受け、
全日本スキー連盟からオリンピック出場辞退というところまで事態が発展してしまったが、橋本聖子(懐かしい!)団長の温情で何とか競技には出場できることとなったという。

それで、興味を持った私は少々調べてみたら、この國母選手、前回のトリノのときからトンデモない問題児で…

・同じく出場したN選手のことを馬鹿にした発言をする。
・そのN選手のことを仲間外れにしてイジメ、選手村から追放し、近くの喫茶店に追いやる。
・選手村の飯がマズイと言い、選手村の壁をぶち壊す。
・で、結果は、メダルが期待されたにも関わらず、日本人選手全員が予選落ち。
「弱い上にだらしなく選手村での生活態度すらも悪かったスノーボードHP陣」と報道される。

彼に振り回された関係者諸氏には悪いけど、
いやぁ~、久しぶりに腹を抱えて笑った、
腹が痛ぇ~ヾ(≧▽≦)ノ彡☆バンバンバン

なんでまた、こんな、初めから問題起こす事が判ってるヤツを代表にしたのか?!
と思っていたら、なんでも聞いたところによると、
スノーボードの特にハーフパイプのような種目では、日本からは4人の出場枠というように決まってるわけではなく、国際スキー連盟公認の大会で成績をあげて選手個人個人でオリンピックへの出場権を勝ち取るのだそうだ。
それで、選手はほとんどがプロのスノーボーダーで、プロの大会で観客を沸かせ、賞金を稼いでる人たちだということだった。
だから、陸上や体操の選手がオリンピックに出るような雰囲気とはまるで違い、どちらかというと、いつも、プロのテニス大会のツアーを回り、全英や全仏に出ているようなプロテニスプレーヤーがオリンピックのある年はオリンピックにも出るような感じに近い、ということらしい。

で、日本でトップなのは問題児の彼、國母和宏選手というわけである(笑)。

まあ、そういうことだから、そもそも、国を代表して出場するという意識は希薄かも知れない。

それにしても、監督やコーチもコイツはすぐトラブル起こすヤバイ奴だということは初めから判ってたはずだし(笑)、マスコミが格好のネタにしたがるのも予想できたはずだ。
と考えると、「大人」であるはずの監督やコーチの認識も甘かったということだよね。


で、このバンクーバオリンピックへの抱負を聞かれると
「気持ちは何も変わっていない。
自分にとって五輪はスノーボードの一部で、
特別なものでない。」
「自分の滑りをすることしか考えていない」
「結果よりも内容。格好いいと思ってもらえればいい。
最近のスノーボードはすげぇダセえから」
まったく見上げた心がけだよ(笑)
まあ、本音を言えば、そういうことなんだろうけどさ…
(服装云々よりも、彼のこういう態度にカチンとくる人も多いだろうなぁ~)

私はスノーボードには全く興味がなかったが、実際、どんなヤツなんだろう?と逆に興味をもってしまい、当日18日の日本時間午前7時半くらいからやってた予選からTVで視てしまった(笑)。
なんでも、こういった経緯で興味を持ち、この種目を視た人は多いらしく、視聴率は20%を超えていたそうだ(笑)。

TV画面では、さすがにオリンピック競技の緊張感が伝わってきて、朝から視ているこっちも心なしか生つばを飲みつつ緊張してくる。
この予選2組では、20人の選手が滑り、上位3人は文句なしに決勝進出で、他3人はさらに準決勝で決勝への進出が決まる。採点は、審判5人が各10点満点で合計50点満点で採点される。
ところが、選ばれた一流のオリンピック選手のはずなのだが、緊張しているのか、雪面の状態が悪いのか、途中で転倒等して失敗する選手がかなり多い。
10~20点台の選手がほとんどで、30点台の選手は数えるほどしかいない。

で、我らが國母選手の番。
ところが、なんとこの兄ちゃん、
本番なのにヘラヘラ笑っていやがるのだ(^^;)
あたかも「予選なんか、タルいんだよぉ~」とでも言わんばかりだ。
それで、他の選手が緊張しながらやってるのに、さも、やっと自分がカッコ付けられる番が廻って来て楽しくてしょうがないと言う感じなのだ。
要するに、この兄ちゃん、
自分が如何にカッコ付けられるかしか
考えてねぇ~~~!!(^0^;)

いやぁ~笑ったよ。
この國母選手には、オリンピック代表選手として日本を背負うとか、
結果を気にするとかいう重圧なんぞ、微塵も感じられなかった(^0^;)

まあ、でも、考えてみれば、スポーツは本来そういうものだよな。
まあ、私個人としても、オリンピックなんて、所詮、駈っ子の速いヤツとかが自分の国にいて、世界大会にでるから、じゃあ、みんなで助け合って応援してやろうぜ!て程度のものだと思ってる。
国粋主義丸出しで、メダル枚数を各国で競い合うなんてナンセンスだ。
選手は皆、自分の記録等のためにやってる。
が、しかし、ここまであからさまなヤツがいるとはネ(^^;)

だが、こういう人間は本番には強いタイプだと思う。
結果等を恐れず、自分がカッコ良く滑ることに集中し切ってるからである。

それで、國母選手の滑りだが、スノーボードのことは全く知らない私から見ても、緊張感や硬さがないダイナミックな力感、躍動感溢れる演技はさすがに大したものだった。
予選2組のこわごわやってる(ように見える)他の選手とは同じ技をやってても力感がまるで違う。
なんだか難しい技なんだろうけど、彼、國母選手は、さも簡単そうにやっている。
國母選手の滑りは、確かにスゲェカッコ良かった!

それで、國母選手はノーミスで1回目の滑りを終え、そのときの最高点42.1点を叩き出した。

ああ、なるほどな、
この兄ちゃん、確かに言うだけのことはあるなぁ、と感心してしまった。

國母選手の滑りを見ていると、実に簡単そうにやっているが、他の選手がコケて頭から転倒しているのを見ると怖いことをやっているんだなぁ~と実感する。
一人だけフィンランドの選手がさらに高度な技を入れて44点台を出した。
しかし、2回目の滑りでも、國母選手はある程度確実な技で抑えて滑り、ノーミスの42.5点を叩き出し、予選2組を2位で決勝に進出した。

日本チームの監督が予選通過を決めた國母選手に手を差し出して握手を求めている
「國母、良くやったな!」と言った感じで。
だが、國母選手は、「こんなのはチョれぇ~んだよ!」といった感じで
渋々握手を返している(笑)。

この予選での國母選手を見た限りでは、とにかく國母選手は42点台でミスせずに安定して滑れる実力はあるのだと思った。
ただ、金メダル候補のショーン・ホワイト選手が桁外れに傑出した選手だと聞いていたので、メダルはどうかな?と思いつつ、TVを消し、後ろ髪を引かれつつ職場へと向かった(笑)。

職場での昼休み、私はネットで決勝の速報を見ようとした。
すると…、なんと國母選手の1回目の点数は30.5!
あぁ~っ、これは難易度の高い技に挑戦して失敗したなぁ~とすぐに思った。

3時休憩の際に再度ネットで結果を見ると、國母選手の2回目の点数も35.7の8位に留まり、メダル獲得はならなかった(まあ、それでも十分立派だけどね…)。
優勝はやはり、本命のショーン・ホワイト選手でなんと48点台のブッチ切りの点数で金メダルを獲得した。
ネット中には、あれだけ騒ぎを起こしておいて、メダルを獲れなかった國母選手への非難・中傷が渦巻いていた。

帰宅してから録画していた決勝の模様を見ると、決勝でも予選と同様に國母選手は決して緊張したり硬くなったりせずに自分のペースで演技をしていた。
しかし、最後に“ダブルコーク”という水平3回転に2回縦回転を加える技に失敗し、頭から転倒し、口とアゴから血を流していた。
2回目も、その他は良かったが、最後のダブルコークで着地時に手を突いてしまい、完全に決め切れなかった。

やはり、圧巻だったのは優勝したホワイト選手で、なんと國母選手が失敗したダブルコークを簡単に何回も決め、さらに最後には、彼以外誰にもできない超大技を繰り出すなど、他のアメリカ人選手と比べてもあまりに実力が違い過ぎた。

結果論だが、決勝でも失敗して転倒している選手が多かったので、2回の内1回くらい予選と同様に確実な技で滑っておけば、もっと上位入賞も望めただろう。
実際、予選の42.5点なら、4位入賞の成績である(もっとも、上村愛子選手と違って、國母選手の場合、やっぱりメダル逃したらバッシングの嵐だったろうけどね(笑))。
まあ、ただ、それだとメダルには届かないし、何よりも彼の美学自体がそれを許さなかったのだろう。
そういう意味では、身体を張って血を流しながら果敢にメダルに挑戦した國母選手は実に男らしいし、実際、カッコ良かった。
ネット中には頭からコケた写真が嘲笑的に掲載されていたが、
決してダサくはなかった。

ということで、私は、個人的には次のソチも彼には出てもらいたい、と思う。
しかし、彼自身が、オリンピック自体には出たいだろうけど、たかがアマチュアの大会で、もうあんなウルサイことばっか言われるなら出ねぇよ!
とか言いそうだよな(^^;)
それに、日本の五輪ナントカ協会やスキー連盟だって、2大会連続で問題を起こした彼の出場には今度こそ二の足を踏むだろうしね(笑)。
まだ若い青野選手とかっていうマジメそうな選手も出て来たことだしね。

まあ、いずれにしても、國母選手、お疲れ様でした。



PS.
その後の土曜日に中華料理店でラーメン食いながらスポーツ紙を見てたら、銅メダルのアメリカ人選手がパーティで、自分のタマキンのそばに銅メダルをぶら下げて、女性にメダルを銜えさせ、「銅だぁ~!」とやっている写真が「不適切な画像」として五輪協会の怒りをかっているとの報道があった。
「不適切な画像」もクソもないだろ(笑)、どうせだったら、金メダルとって、自分のタマキンの横にぶらさげれば、両方「金」でカッコ良かったのに(笑)。

こんなの見ると、國母選手の「服装の乱れ」なんて
どうでも良く思えてくる(^0^;)
(彼が同じことやったら、おそらく永久追放だぜ)。

さすがに本場アメリカは、問題起こすのもスケールが違うと感心して良いのやら…

2010年1月3日日曜日

新春フライフィッシング

年末年始はどうにも体調が優れず(酒の飲みすぎか?)、せっかくのお正月の御馳走もあまり美味しく頂けない状態が続いたが、正月休みの最後の日は初釣りとして、神奈川県開成町にある管理釣場(要するに釣堀)である「開成水辺フォレスト・スプリングス」 で、例のフライショップ「クレオール」のオヤジ清水一郎氏らとフライフィッシングをすることにする。

朝の東名の往路はガラガラ(まさに箱根駅伝の場所でもあるのだが…)、新春の気持ちの良い青空が拡がる…

海老名のサービスエリアはさすがに家族連れでごった返している。


自宅から1時間半くらいで、現地に到着。まあ、確かに「釣堀」ではあるのだが、なかなか雰囲気の良いところ。新春のんびりと釣りをするにはもってこいである。今日は温かく、風も強くないのが良い。

ここいらは景色もなかなかである。

釣堀と言っても、クラブハウスもキレイなところで、食事もそこそこ美味しい。新春サービスの甘酒も頂いた(そう言えば車だったんだけど、大丈夫かな(笑))。



三つの釣池は透明度の高い水を湛え、中にはレインボートラウト、ブラウントラウトらがギッシリと泳いでいる。大きさは皆、結構大きく、40~60cmはある。清水氏によると、5番のフライロッドではややもてあますとのこと。


清水氏らと釣りを開始する。さすがに清水氏の腕は大したものである。軽くロッドを振るとフライラインが生物のように空中を舞い、周りは大して釣れていないのに、たちまちの内に魚をかける。

店の宣伝のためにカメラで撮影しながら魚を取り込む。さすがに余裕たっぷり。


私はと言えば、まともなフライフィッシングをするのは今回が最初だった。最初の内はまともにフライが飛ばなかったが、何回か繰り返す内にフライラインがある程度のループを描き、取り合えずそれなりのキャストができるようになる。
清水氏に教わった通りの仕掛け、フライ及びリトリーブで釣り続けていると、
おぉ~とっ!バシャッ!!と魚が跳ね、かかった!かかった!!

我ながら故・開高健氏の本ばりの写真だ(笑)。
まあ、大き目とは言っても所詮、釣堀のマスなので、昨年の海で釣ったカツオやシイラに比べれば大した引きではないのだが、しなやかな5番フライロッドで釣ると、竿が良く撓い実に面白い。跳ね上がる水飛沫、マスの虹色の魚体が透明度の高い水面に映える。


昼食はクラブハウスで一緒に来ていたエガワ氏、オザワ氏らと一緒にのんびりと釣り談義をしつつシャンバラヤを食べる。結構、美味い。家族連れで来ても良いところだろうね。



午後は清水氏の指示通りに場所を替える。
新春の温かい陽光。その陽光にきらめく水面。シュッ、シュッと空中を優雅に舞うフライライン。
お池を活発に泳ぎ回る魚たち。さらには小田急線開成駅からも近いため、踏切の音が時折聞こえてくるのがなんとも言えない。
正月休み最終日からなんとも優雅だなぁ~(^0^)

と思ってたら、帰り時間間際になって、もう一匹ヒット!夕暮れの水面に立つ水飛沫!

美しい虹色の魚体。何とも活きがいいねぇ。

で、ついに降参。こっちにいらっしゃい。

で、お縄に(結局、すぐに池に放流するが…)。


結局この日はこれで終了。
帰りは帰省帰りの渋滞が予想されたが海老名付近で少々混んだだけで、2時間強で自宅に到着。

明日からまた仕事だ。今年も頑張ろう!

2009年11月7日土曜日

相模湾沖マグロ漁

先月に続いて、またまた相模湾でのソルトウォーターフライフィッシングに参加だ。今回は、メジマグロを主に狙うとのことで楽しみである。
私は、カツオの刺身よりもマグロの刺身の方が好きなのだ(^0^)
さらに、今回はフライショップ「クレオール」から大枚をはたいて購入した10番フライロッド「TUNA PUFF」のデビュー戦となる。

10月7日(土)の釣り当日の前日である6日(金)の夜にフライショップ「クレオール」店長の清水氏に確認の電話を入れると、
「大野さん、八潮の私の家から一緒に行きませんか?」
との事。なんでも、前回の10月上旬のカツオと11月に入ったメジマグロとはかなり釣り方が違うので、八潮から横須賀の漁港までの道中、そんな話をレクチャーしたいとのことだった。
「それとも、オレと一緒だとウザイ?」
「イエイエ(^^;)」
ということで、10月7日(土)の午前5時半に八潮の清水氏宅で合流。まだ、闇夜の夜空には秋月が煌々と光っている。


私の車に清水氏が同乗して、横須賀の漁港まで向かう。
まあ、それでだよ、道中、興味深い話もたくさん聞けたが、正直言って少々ウザかった(笑)。何しろこのオヤジ、人の車(トヨタ・アリオン)を
「何て取り回しが悪い車だ」
とコキ降ろし(オッサン、ちっとは考えろよ!人の、しかもお客の車なんだぜ)、道中はほとんど自分の自慢話ばっかり(^_^;)。
なんでも、この人、裕福な家に生まれたらしく、中学の頃からイギリスに留学して、海外経験が豊富だとのこと。日本の常識は世界の非常識だとのたまい、首都高で先行車の後に1台分+αの車間で追従走行したり、自転車の脇を隣の車線へ車線変更せずに1m程度空けて追い越していく私の車の運転にもケチを付け、
「あなたの運転だったら、欧米なら訴えられるか、ヘタをすると銃で撃たれるぜ」
とおっしゃる。

さらに、プロレスラーみたいな体格の弟さんと一緒になってヤクザや警官をやっつけたときの自慢話に正直ヘキヘキ(^_^;)
「クレオール」と清水氏を紹介してくれたサイトウ氏も
「大野さんとケンカにならなければ良いですけど」
と心配してくれたのを思い出す(笑)。
まあ、いいさ、私もいい加減大人だからな。ここは自重することにしよう…
(後に清水氏に聞いたところ、車の運転等については海外釣行等をすることを考えると、日本にいるときから世界的な基準で考えて最も賢明な行動をした方が良いとのことで、上記のようなことを言ったそうで、現在では清水氏の主張もごもっともと納得しています。その後、この人には、実践的な「生き残るため」の運転についても教わることができ、感謝しております。まあ、ヤクザ云々は笑いをとるつもりだったということで良いでしょ(笑)

それで、横須賀の漁港に到着する。常連のベテラン釣師であるオオナリ氏(通称:オオナリ隊長)とナカザワ氏とはすでに到着している。今回は人数が少なく、オオナリ氏、ナカザワ氏、清水氏、それと私の4人のみで釣りをする。乗船する釣船は、いつもクレオールのスクールで使っている「青木丸」。この船の船頭は、清水氏によると、「一番優しい船頭」だそうで、今回は「漁業・ザ・ブートキャンプ」色は薄らぐようだ。

やはり、今回もかなり沖に出るらしい。青木丸が釣場まで航行する間に、皆さん、釣りの準備をする。
今回の私の竿はこの通りの10番フライロッド「TUNA PUFF」にドラグ付きのフライリール。さらには、なんと1個六千円のソルト用フライ「ナノ」(前回のは、1個700円の廉価版)。なんでも、これだと、垂らしただけでも喰ってくるとのこと。
フフフフッ、これだけの新兵器で今回はどんな釣りになるか、楽しみだぜ。


1時間ほどの航行の後、他の釣船やフィッシングボートが集まっている場所に到達したが、どうもそこは良くないらしく、その場を後にする。この日は、前回と違って、風がやや強いためか、ナブラが派手に立つようなことはない。しかし、それから、しばらくたって、魚探に反応があったらしく、青木丸が速度を落とし、船首から散水が始まり、海面に寄せ餌のイワシがばら撒かれる。いよいよ釣り開始か!?

ところが、清水氏は
「シイラがスゲェいやがる。」

そう、海面表層には、エメラルドグリーンに輝くシイラの群れがはっきりと見える。どうやら、メジマグロはこのシイラの群れの下層にいるらしい。つまり、シイラがエサを取り、邪魔をして本命のメジマグロが釣れない可能性があるのだ。まあ、とにかく、釣り開始だ。今回は人数が少ないので、どんどん順番が廻ってくる。
船首左舷に陣取ったオオナリ氏は、舳先からフライをキャストする私を見て
「あれ、左利きか?それじゃあ、やり難いでしょう。」
とのこと。
確かに、前回に比べても、船の構造が違うのか、やり難さを感じる(結局、このときはずっと左でキャストしたが、次回の釣りからは右でキャストすることとなった)。
と、キャストをして、フライを流していると、エメラルドグリーンの魚影がフライに飛び付き、すぐにシイラの凄いアタリ!ロッドが撓い、新品のリールからラインがビュンビュン出て行く。
さすが、一個6千円のフライ「ナノ」の威力は凄いね!
「あぁ~、そんなに出させちゃダメ!」
とオオナリ氏が叫ぶが、清水氏は
「あぁ~、良いから、ゆっくり降りてきて、ゆっくり取り込みな。大野さんはまずシイラで練習しなくちゃね。」
舳先から右舷舷側まで降りた私に対して、シイラは船首側に強烈に横っ走りする、と思うと激しく海面からジャンプする。だが、前回の釣行でさすがに慣れてきたので、ほどなくして40~50cm程度のシイラを取り込む。それから、立て続けに5匹ほどのシイラをフライで釣り上げる。
こうして見ると、シイラ釣りも相当に面白い!
オオナリ氏にもかなり教えてもらった。
「ほら、フライを引いてくるでしょ、で、シイラがフライを猛烈に追って来てるんだけど、途中で素通りされて喰わなくなっちゃうのは、フライを引くスピードが不自然だからだよ。」
「はぁ~!?」
実際、フライをキャストしてから魚がフライに喰い付いてフックアップするまでが、海面表層のじかに見えるところで行われるので実に面白い。

しかし、清水氏やオオナリ氏らはシイラに邪魔され、本命のメジがなかなか釣れないので、ご不満な様子である。さすがの清水氏らも、数匹のメジマグロとカツオを釣上げるに留まった。
私は釣ったシイラの内、最初の何匹かは船に引き上げて血抜きまでしていたが、清水氏らは釣れたシイラを片っ端から海に捨ててしまい、完全に外道扱い。私が船に入れたシイラを見て、
「こんなシイラを置いたの誰だよ!」
とおっしゃる。

青木丸は他の釣場に移動し、今度はエサ釣りをすることを指示される。つまり、フライロッドに単なるマグロ針とリーダーとの仕掛けを付け、エサとして活きたイワシを付けて泳がせ釣りをするのである。これは、イワシの鼻孔の部分に針をかけるのだが、最初はドジョウすくいのようなもので、手に握ったイワシに逃げられて、船の甲板上を逃げ回るイワシを探したり、針をかける位置がズレてしまい、簡単に針が外れてしまって苦労する(笑)。
エサ釣りはフライに比べると、待ちの釣りになるので喰わせる面白さは半減するが、舳先よりもはるかに安定している右舷舷側でかかるのを待っていて、そこから移動せずに魚の取り込みができるので、取り込み自体は楽になる。

すると、今日一番の強烈なアタリ!またまた魚が強烈なスピードで横っ走りし、エメラルドグリーンに輝く魚体が海面から派手にジャンプする。やはり、シイラである。それも、結構なサイズだ!相当なスピードで走り回り、飛び跳ねまくるシイラにかなり苦戦しつつも、ようやく釣上げる。
体長65cm、体重2~3kgというところか。
まあ、このクラスでも十分に楽しめる。コイ等の川魚だと、80cm以上の引きに相当するだろう。こいつはキープさせてもらうことにする。丁寧に血抜きをする。
「これ、持って帰っちゃって良いですか?」
「ああ、良いよ。シイラもね、刺身にして喰うと美味いよ!」
とオオナリ氏。

今度は清水氏に大物がかかる。
「5キロくらいだ。タックルがこんなヤワじゃなければ、瞬殺なんだが。」
隣の私は絡まないように自分の仕掛けは上げていたので、写真か動画を撮っておけばよかった。清水氏は、5分ほどのやり取りの末、丸々と太った5kgぐらいの大型カツオ「どたがつぅ」を釣り上げた。この日は確かにシイラが多いが、たまにメジやカツオの群れがシイラの群れから脱することがあり、清水氏らは、他にもソーダカツオやメジを数匹釣上げる。

私にも、また、先ほどのシイラの同じくらい強烈なアタリが来る。船底に向けてラインが強烈に引かれ、ロッドがバットから折れ曲がる。ラインが出て行くのを、フライリールのスプールを手の平で包むようにしてブレーキをかけていく。オオナリ氏は、
「それ、メジじゃない?!
と言っていたが、寄せてくると、やはりエメラルドグリーンのシイラ。あっ!ラインを緩めたスキにバラしてしまった。残念(^0^;)
結局、私は、この日、シイラ10匹弱に留まり、他の魚は釣れなかった。

昼過ぎになり、アタリがとまり、今日はもう終わりかもしれないとのこと。船上で釣った魚を分け合う。私はシイラしか釣っていないので、他の人が釣った魚を分けてもらう立場(^^;)
清水氏らが釣ったメジマグロやソーダガツオ、それと元々船の生簀に入っていたサバを数匹分けてもらう。もちろん、午前中に釣った65cmのシイラも持ち帰る。これでも十分楽しめたし、まずは満足である。晩のオカズも確保したしね(^^)v


「シイラが外道とか言ってましたけど、私くらいの腕だと、このくらいのヤツがかかると十分楽しめましたよ。」
「それは普通のソルトウォーターだったら、シイラがメインターゲットの釣りだってあるからね。実際、引きは強いし、飛び跳ねるしで面白いでしょ!?でもね、普通だったら、そんなに簡単には寄ってこないよ」
「私みたいな初心者でも寄せられるのは、やっぱり竿が良いからですかね」
「まあ、それもあるね」

親切なオオナリ氏が、
「うん、ソルト用のロッドなら、〇〇とか、〇〇〇とかはやめておいた方が良いよ。実際、使ってて折れるのを見たことがあるから」
「あぁ、私もそれ安いから最初は検討したんですけど、結局やめて、こっちの竿にしたんですよ(^^)v」
すると、清水のオヤジは、
「ナニッ、初めからウチの「PUFF」じゃねぇ~のかい!だったら、さっきやったメジは返しな(`へ´)o!!」
「だからねぇ、初心者なんだから、いろいろ検討するのは当たり前でしょうが!それで結局、これ買ったんだから文句ないでしょ!」(まったく、なんてガキ臭いオヤジなんだ(^0^;))
結局、なんとかメジマグロは返さずに持ち帰ることができた(^_^;)。

その後、他の場所に移って釣りをするもアタリは無し。夕日が差しかけた中を帰港する。港の小山には多数のトンビが舞っている。

青木丸の船宿でシャワーを浴びておでんを軽く頂いた後、外に出ると、もう午後5時。夕暮れの漁港はなかなか良い景色だ。

それで、清水氏と一緒に車で八潮まで帰る。帰りの道中でも、役に立つ釣りのテクニックに関する話もあったが、警官やヤクザをやっつけたときの自慢話等がやたらと長く(というよりも、そんなコトが自慢になると思ってる神経が理解デキナイ(^_^;))、やはり少々ウザかった(笑)。

夜になって帰宅すると、釣った魚をさばいて食す。


何から食べようかと迷ったが、この日は、やはり一番の大物のシイラを刺身にして食す。

おおぉ~、これはイケル。シイラは水っぽくて美味くないと聞いたことがあったが、なにやら、サワラのような味がする。ということで、今回も楽しい釣行が幕を閉じた。次の週は、美味いメジマグロやソーダガツオやサバの塩焼きに舌鼓の毎日、オカズに困らなかったことは言うまでもない。

2009年10月12日月曜日

漁業・ザ・ブートキャンプ

このところ、スピリチュアル関係のクズゴミど外道どもを批判する記事ばかり書いてきたので、さすがに心が疲れてきた(笑)。
心が疲れたときは海だ!川だ!魚釣りだ!
そこで今回はまた大海原に出て、楽しく釣りをすることにしよう。

コトの発端は、職場の野球部で一緒にプレイするサイトウ氏から聞いた話だった。
「大野さんは、海外ではトローリングとかやるのに、日本では釣らないんですか?私が行っているフライショップで、相模湾でカツオやマグロをフライで釣るスクールを主催しているみたいですよ。」
おぉ~っと、これは、とても良いことを聞いてしまった(^0^)v
その店の名前は台東区にある「クレオール(CREOLE)」
http://creole.exblog.jp/

サイトウ氏も誘ったが、船が苦手なので渓流しかやらないとのこと
私一人で店に行くと、話に聞いた通り、相当に強烈な店主のオヤジさん清水一郎氏がお出迎え。「今、相模湾のソルトウォーターフライフィッシングが最高に熱いんですよ!」
と熱弁を振るう。
(一番熱いのは、オヤジさん、アンタだよ(^_^;))と言いたくなるほどである。
何しろ、初対面の私に対し、店で特別に作ったロッドを握らせて、
「これは40kgのマグロでも取り込めるように作ってあります。どうです?これだけ強いのに粘りがあって柔らかい竿でしょ~?!」
と熱く延々と語るのだ(^0^;)。
おかげで、初めて入った店で2時間も話し込むハメになってしまった(笑)。
取りあえず、相模湾でのソルトウォーターフライフィッシングによるカツオ、マグロ釣りスクールへの参加を申し込んだ。


それから、10月3日(土)に予定されていた釣行が海の状態が悪く中止になり、10月12日(月)にずれ込んだ。なんでも、清水氏によると、
「今度の船、私も初めて乗る船なんで、私と船頭とのコミュがいつも乗ってる船と比べると取れてないんですよね」
「と言うと?」
「ああいう船頭は団塊世代の生き残りで、釣りを楽しもうとする我々との間に感覚のズレがあるんですよ」
「…?」
「つまりね、船頭はとにかく「ミヤゲさ持たさねばなんめぇ~」とか言ってて魚が獲れることを最優先に考えてるから、素人の釣人がモタついてると、「何モタモタしとるだ!竿寄こせ!」とか言って、自分で何匹かさっさと釣り上げて、「これがミヤゲじゃぁ~」とかやっちゃうんですよね~(笑)」
「はあ…、つまり、釣りをして遊びたいというコチラと、漁で魚を確保していという船頭との間に意識のズレがあるということですね?」
「そう、その通りなんですよ。まあ、もっとも、そういう魚が獲れることにこだわるのが本当の船頭で、こだわらないで客に合わせるようなのは、船頭としての技術はダメだけどね。」
「いや、だから、雰囲気としては漁業版「ビリー・ザ・ブートキャンプ」になると思ってた方が良いですよ(笑)」
「えっ~(^^;)?」
「大野さん、大丈夫かなぁ~?まっ、この店に一人で来るくらいだから、大丈夫だとは思うけどね(笑)」
「いやぁ~、私こう見えて結構キレ易いタイプなんで、船頭とケンカにならなければ良いですけどね…」

そんなこんなで前日までに、ライフジャケット、デッキシューズ、ビブ(判りますか?カツオ釣り漁船で漁師が着るようなゴムを引いたごついレインギアです)等の装備を揃える。この週末は、10月10日(土)に草野球、11日(日)にテニス、そして三連休最終日の12日(土)にカツオ・マグロ釣りと、私自身の三大アウトドア趣味を堪能する。メインイベントが釣りというわけだ。

まだ夜が明けぬ当日10月12日(月)の朝4時半に家を出発する。

朝5時半過ぎに八潮市の清水氏の自宅付近で他の参加者の2名と合流する。そのお二方は茨城、栃木から来ていて都内の道に慣れていないとのことだったで、一台の車に清水氏と3人で同乗し、私だけ一人で3人の乗る車に追従走行する形で一路、横須賀の漁港に向かう。

7時半過ぎに漁港に到着。ところがいきなり漁港のオヤジに
「遅せぇ~でねぇか!置いてくとこだったべ!!」
と怒鳴られてしまった。なんだよ、早速かよ(笑)。遅れたのは、栃木から来ている人が遅れたからで、オレのせいじゃないぜ(^^;)

それで、とりあえず、ライフジャケットを着たところで、小用を足したくなってきたので、陸上に係留した漁船を海に下ろすための斜面を海のところまで降りていくと…
あれっ?!
斜面が苔でぬめってるっ!
ズルっと足を滑らせる!
身体を支える間もなくドッブ~~~ンと頭から海に落っこちる(笑)!


まあ、ライフジャケット着てたからなんて事はなく、すぐ陸に上がったが、しょっぱなから全身びしょ濡れ(^0^;)
まあ、いいライフジャケットのテストになったかな…
その格好で皆さんのところに行ったら、清水氏も参加者の皆さんも
「あれっ、落ちた?!」
「大丈夫?」
「船に乗る前に落っこちるとは、熱いなぁ~(笑)」
と驚いていた。
その後は、さっさと装備に着替え、漁港のオヤジにさっさとしろよと怒鳴られながらも船に搭乗する。


今回、参加するのは私を含めて7名。私がダントツの最年少で、ほとんどが四十台後半以上のいいオヤジさんばかりである。一緒に八潮市から来たミカミさん、ハセガワさんを初めとして、皆さん良い方ばかりで、不慣れな私をいろいろとサポートしてくれた。私を含めて全員、帽子、サングラス、ライフジャケット、フィッシンググラブ、ビブとゴツイ装備で完全武装している(笑)。

そう、この釣りに参加する人は、ある程度の装備を揃えて置かないと現場で死ぬことになりますので、装備には気を配ることをオススメします(その理由は以下の文章を読めば判ります(笑))。
そもそも、清水氏のこのスクールは、帽子、サングラス、ライフジャケット及び手袋を着用しない人やサンダル履きの人は当日でも乗船を拒否されます。

今回は、台風明けであり海岸近くは土砂の影響が強く、良くないとのことで、沖の釣り場まで1時間以上17ノットの高速で船は突っ走る。船は写真でも判るように、完全な漁船で、いろいろな漁業用の装備があるため、動けるスペースが少なく、慣れないとかなり動きつらい。もっぱら、我々は船尾の後甲板に集まる。


船頭は70歳台のお爺ちゃん船頭で、何をしゃべっているのか全く意味不明である(笑)。グアムでキャプテンMikeと英語で話した時の方がよっぽど意思疎通ができたというものだ(^^;)。ここは日本なのだろうか(笑)。清水氏は船頭の意味不明の言語を通訳する。どうやら、清水氏には船頭語が理解できるらしい(^_^;)。

清水氏は、私の釣り道具の準備をしてくれる。今回、私はレンタル道具で釣りをする。用意されたのは、かなりごついフライロッドにドラグ付きのフライリール。5個の廉価版フライも頂いた。


ところが清水氏、私のレンタル装備の用意を完了すると船酔いのため甲板に横になってしまった。初めはふざけてるのかと思った。なんでも、この人、釣りの腕はスゴイが(この人、去年はこの海で40kgのマグロをわずか7分間で釣り上げたそうである)、船には弱いとのこと。古くから参加している人たちが、清水氏のそんな様子を見て笑っている。

釣り場付近に到着する。見ると、海面に鰯の群れが泡立ち、その上を海鳥が乱舞するナブラが立っている。他の漁船も集まっている。船頭が
「んごぉ~~っ、んごぉ~~~っ(としか聞こえない(笑))」
と意味不明の「猿の惑星」のような雄叫びを上げる。まあ、とにかく釣り開始だぁ!と思っていたら、船頭の話を通訳した清水氏によると「潮が悪い」とのこと。つまり、潮が濁っていて、ここで釣っても釣れないので、他に移動するとのことだ。

船頭の他にもう一人乗船していた漁師のお爺ちゃんが、和製トローリングとでも言うべき曳釣り漁の道具を出してくる。これで、船を走らせながら和製ルアーを引っ張って釣り場を広く探り、群れに当たったら、そこで釣りをするという算段である。また、船酔いで横になった清水氏に曳釣り漁のヒコーキ板(仕掛けの途中に付けるおもちゃのヒコーキ形状の板、魚を誘うのに使う)が沈んだら、魚がかかった証拠だから教えてくれと頼まれる。


ヒコーキ板を監視していたら、また、船頭が
「んごぉ~~っ、んごぉ~~~っ、んごぉ~~~~っ、」
と意味不明の雄叫びを上げる。船首の方を振り返ると、海面が鰯の群れで沸騰状態になり、その上を海鳥が乱舞している。全員が竿を持って立ち上がる。ここで釣るらしい。さあ、血湧き肉踊るカツオ・マグロ釣りの開始である!魚を見ると、瞬時にシャキッとする清水氏は釣りの全体の流れの説明を行う。
「私とオオナリさん(このスクール最古参のベテラン釣師、通称「オオナリ隊長」)は、舳の左側で魚を抜き上げて、群れを海面まで引き上げます。皆さんは、順番に並んで舳に入り、魚がかかったら、右舷側から舷側の方に降りてきて下さい。大野さんは初めてだから、列の一番後ろで釣りの流れを見ながらやって下さい」

船首左舷から海面に向けてシャワーのように水が散水される。船首左舷から漁師のオヤジさんが海面に鰯をばら撒く。たちまちのうちに、船首左舷に陣取った清水氏とオオナリ氏が40~50cm、2~3kgのカツオを片っ端からゴボウ抜きにして行く。



一方、残りの船首中央に列をなした人たちは、順番に船首先端に座り、フライをロールキャストする。大抵、2、3回目のキャストでヒットする。魚がヒットした人は、すぐに船首先端から船首右舷を伝って右舷中央に降りていき、そこで魚を取り込む。取り込んだら、列の末尾に並ぶ。船首先端の人が船首から降りたら、すぐに列の次に並んでいた人が船首先端に座り、同様にフライをキャストする。5、6回のキャストでヒットしなかった場合も、船首右舷を伝って船首先端から降り、再度、列の末尾に並んで次の順番を待つ。
なにやら、書くと複雑そうだが、この動画を見れば、どのようにやっているかは一目りょう然である。
http://www.youtube.com/watch?v=k77kmZEUd8A

前の人たちが次々と釣っていく。それで、いよいよ私の番である。隣の清水氏がレクチャーする。「はい大野さん、まずは舳先のベンチに足を挟んで座る、ゆっくりと…、右利き?左利き?左利き!じゃあ、こういうふうにロールキャストで左前に投げて…、それでゆっくり右側に引いてくる、ゆっくりと…、あれっ、やっぱり、そのフライじゃ食わないかな?(安物の廉価版であるため(笑))、じゃあ、もう一回…」
ところが、2、3投目で当りが来る!いきなり強烈な引きで、フライリールがギュンギュン音を立ててラインが引き出されていく!なんとか持ち堪えようとすると、清水氏は
「あぁ~、そんなの出させておけ!まずは、降りる!はい、ゆっくりと降りて…、はい、それじゃあ、次の人…」
それで舳先から右舷までよろめきながら何とか降りる。レンタルロッドを持たされたときは、こんなゴツイ、フライロッドがあるのか?!と思ったが、それがバット近くまで折れ曲がり、ラインがギュンギュン引き出されて行く!2mを超えるカジキまで釣った私が悪戦苦闘である(笑)。結局、その魚はラインが緩んだスキにバラしてしまった(^0^;)
「あっ、バラしちゃった?まあ次々…、並んで…」

今度はバラさないぞと、フライをキャストする。すぐにヒットし、強烈な引きが来て、ロッドがバット近くまで曲がる。
「まずは降りる、まずは降りる」
清水氏の指示に従い、右舷に降り、5分ほどやり取りして、やっとリーダーを持って魚を船に取り込む。見ると、40cm前後、2kgくらいの肉付きはブリブリと良いものの小ぶりなカツオである。えっ、この程度のヤツでこの強烈な引き!?さすがに活きの良い上っかわ物(海面表層を泳ぐ回遊魚)のパワーは強烈である。

そうこうしている間にも、瞬く間に船中がカツオだらけになり、足の踏み場もない状態になってくる。一回シイラが釣れたが、どうもこの釣りでは完全な「外道」らしく、そんなのは捨てておけと言った感じだったので、海にリリースしてしまった。変化に溢れる引き味自体は面白かったが…。他にも、サバが釣れた人もいた。

5、6匹釣り上げたあたりになると、次第にこの釣り方にも慣れてきた。船中すでに足の踏み場もないほどのカツオだらけであり、どの魚を誰が釣ったのかもわかりゃしない(笑)
清水氏やオオナリ隊長はかかった魚を片っ端からゴボウ抜きにしているが、そんな事、とても出来るわけがない。まあ、とにかく、舳先で魚を掛けたら、甲板中に横たわるカツオを足で掻き分けながら右舷の船尾付近まで進み、そこでゆっくりと魚を取り込むことにする。ここならば、初心者の私が皆さんの迷惑になることもない。
しかし、私がちょっとばかり、モタついていると
「なに、モタモタしとんじゃあ、ヨメのオ〇〇〇をいじっとるのとちゃうぞぉ~~」
と船頭のオヤジの怒声が飛ぶ。
ゲェ~~(笑)、年輩者のくせにそんなこと言って良いんですか?
まあ、これだけは、意味が判りましたがネ(^_^;)。清水氏は、
「コイツラはよぉ~、幼稚園みたいなモンだからよぉ~、オヤジさんたちは、ガキのお遊戯をガマンして眺めててくれヤァ~」
「話が判る船頭さんで、ヨカッタだどよぉ~」
と完全に、漁師船頭と同化している(笑)。

清水氏は、今度は漁師の使う一本釣り用の竿を使って、海面からカツオを片っ端からゴボウ抜きにして行く。
「危ないっ~~~!」
「おわっ~~!?」
2~3kgのカツオが空中を飛び交い、こちらの後頭部や背中にブチ当たって来る。
考えても見て欲しい。たっぷり中身が入った2kgのペットボトルが空中をブッ飛んで来て、顔や身体に当たったらどうなるかを(笑)。
アメフトの防具のようなライフジャケットを着ていても、
後頭部や背中にまともに喰うとかなり効く(^_^;)。
ビブもライジャケも実はこのためにも着るのである。
空中をぶっ飛んでくるカツオをエルボーブロックやショルダーブロックを駆使して、ブロックしながらフライフィッシングをする。いや、これは「フライフィッシング」という言葉から想像される優雅さは微塵も感じさせない「漁業・ザ・ブートキャンプ」である。

やがて、エサの鰯が尽き、船の周りから魚が去った。アタリも止まる。海面には残りの鰯を狙って1m以上のサメが泳いでいるのが見える(こんなとこで海に落っこちないで良かったよ)


「さあ、大野さんも、皆さんと同じように作業して!」
見ると、皆さん、釣った魚のエラの血管を切断して、釣った魚を美味しく食べられるように血抜きをしてシメテいる。私も皆さんに混じり、船中に散乱したカツオを取り上げては血抜きをしていく。たちまちの内にオッサンたち全員がカツオの血とヌルヌルとで血まみれの状態となる。


「これじゃあ、「蟹工船」だぜぇ~(^0^;)」
一同が叫んでいる(笑)。
カツオ下処理作業が終了すると、船頭がビブの上からホースの水をブッかけて、血とヌルヌルとを流してくれる。こんなんで、Tシャツなんかで行ったら、本当にみじめな思いをすることは間違い無い。
「大野さん、どうです?都会では味わえない貴重な「漁業体験」がここではできるというわけですよ」
と清水氏。
いやぁ~、確かに凄まじいね。2mを超えるカジキを釣った私だが、モタつきつつも10本ほどのカツオを釣上げ、両手ともパンパンじゃあ~(笑)。
結局、釣っていたのは1時間程度の短い時間でこのような超入れ喰い。結果は、いずれのクーラーボックスやトロ箱とも、釣ったカツオでぎっしり。




お昼12時くらいには、船は港へと帰る。と、突然、海の真中でエンジンがストップし船が止まる。船頭オヤジがおもむろに
「満足したかぁ おう?」
と私の隣のハセガワさんに声をかける。
「はい、凄く、満足しました(笑)」
すると、船頭オヤジは、
「そうかぁ、おぅぉ!」
と再びエンジンをかけ、港に向うのであった(笑)


というわけで、釣ったカツオを茨城県牛久の実家まで持ち帰り、オヤジ(実父)と一緒にカツオの刺身にして、炙りもいれずショーガと醤油で食す(カツオは皮に寄生虫がいるので炙りを入れた方が良いそうです)。



おぉ~~っ、これはイケルネ(^0^)v

新鮮な秋の戻りカツオを食しつつ、優雅?な三連休最終日の晩は過ぎて行くのだった。

2009年9月11日金曜日

当世スピリチュアル批判その5…イカサマ研修ツアーコンダクター坂本政道

このスピリチュアル批判シリーズ、書き出すと筆が止まらず、書くネタに困ることがない。これは、昨今のなんとも情けない病的な状況を示していると言えるだろう。だが、いい加減、私もあまりのヒドサに心が疲れてきたので(笑)、ここらでこのシリーズは取りあえず一旦終了する。

最後は、米国発祥のカルト団体「モンロー研究所」(通称、「モンロー研」)と、その日本での代表者(モンロー研究所公認レジデンシャル・トレーナーと称している)である坂本政道とを取り上げる。

この団体及び坂本にも、
幼馴染でカバン会社経営のK君はハマっているのだ(^0^;)
ホントにしょうがないヤツじゃのぉ~

このモンロー研は、ヘミシンクという音響技術を売りにしている団体である。
ヘミシンクというのは、ヘッドフォン等で左右の耳から周波数がわずかに異なる音を聞くと脳波が同調して、当該左右の周波数差分の脳波、例えばシータ波となるという技術である(笑)
ヘミシンクは、単にリラクゼーションの効果があるだけではなく、「体外離脱」して、自身のガイド(守護霊等)と対話したり、死者の魂を救出したり、透視やスプーン曲げなどの超能力を使ったり、さらには大宇宙に飛び出し、「宇宙存在」(バシャール等)と交信することができる(大爆笑)、と奴らはのたまっている。
もう、この記載だけで終わっていいとも思えるトンデモぶりだ(笑)

ところが、このヘミシンクは「リラクゼーション」だの、「癒し」だののソフトなオブラートでそのカルトな本質をくるんでおり、ヘミシンクのCD等は通販で簡単に購入することができるようになっているため、カルト愛好者以外にも、ちょっとダマされ易い一般人を引っ掛け易いという特徴を持っている。
さらに、「ゲートウェイ・プログラム」だのの研修プログラムは、米国バージニア州シャーロッツビル郊外の閑静な自然の森の中に建てられた本部で、十数人~二十数人が合同で参加する海外合宿形式で行われ、仕事や人生に疲れた人たちをダマして金を巻き上げ易いという特性を持っている。

では、早速、坂本政道の著書を見てみよう。今回取り上げるのは、「「臨死体験」を超える死後体験II」(坂本政道著、ハート出版、第10刷)だ。この人、東京大学物理学科卒でソニーに入社、トロント大学に留学、さらに半導体開発に従事したエリートだということなんだが…
でも、やっぱりトンデモなんだよね(^_^;)…

「科学的に証明されたことのみが真理であるわけではない。科学的に証明されていなくても、当たり前のことはいくらでもある。たとえば悲しみなどの感情というものは誰でも経験しているが、はたしてこの悲しみの感情の存在が科学的に証明されているだろうか。答えは否である。みなが体験しているから存在することを誰も疑問に思わないだけである」(「「臨死体験」を超える死後体験II」第10刷第12頁)

これ、K君も尻馬に乗って、そんなことを言ってたんだよな(^_^;)…

これはオカシナ話である。「感情の存在」なんぞは、その感情の状態によって明らかに身体の脈拍、脳波、体温、筋電、涙腺の状態等の値は変動し、そのデータも確認されているのだから、「感情の存在」自体はもうすでに証明済みと言える。でなかったら、なんで精神安定剤や抗欝剤のような薬を製造したり、処方することができるのだろう(笑)。
現在、科学的に完全に証明されていないのは「感情が生じる原理」である。しかし、「感情が生じる原理」等の脳の働きについては、現在も科学的な研究が進んでいるようである。例えば、こんなのが…
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20090213/index.html

それで坂本は以下のようにのたまう、

「世の中には、科学的に存在が証明されたことしか信じない人たちがいる。証明されていない事柄はすべてウソだ、幻覚だとして受け入れない人たちである。
…(中略)…そういう人たちは、今の科学はこれ以上発展しないと考えているのだろうか。なぜなら、いままでに存在が証明されたことしか存在しないなら、これから発見される事柄は存在しないことになるからである。
彼らの論理に従えば、物理学の最先端で議論されている海のものとも山のものともはっきりしないような新しいアイデアや新しい素粒子はすべてウソということになる。
…(中略)…
このように、科学的に存在が証明されたことしか信じないと言う人たちは、科学的ではない。むしろ彼らは既存の出来上がった科学を信奉する宗教家である。科学信奉という新宗教の信者である」(第10刷第12~第13頁)

ナニ言ってんだコイツ!「仮説」の段階にあるものなのだから、絶対に正しいとは考えず、態度を保留にするのは当然のことだろう。その「仮説」が実証されれば、初めて認められた理論となるのである。当たり前だろうが?
そういう態度を「科学信奉という新宗教の信者である」などと言うのは、この人、本当に半導体開発の研究者だったのかと疑いたくなる。

それでいて、当のヘミシンクについては、「ヘミシンクでの体験が幻覚(脳内現象)ではなく現実体験であることを証明することは今の段階では不可能であると思う」(第10刷第16頁)などとほざくのだ。えっ、本当かよ?

まず、本当に脳波が「同調」しているのかは、同じ状態の被験者にヘミシンク音を聞かせてみて、脳波が左右の音の周波数の差と実際になるか測定してみれば良いのである。もちろん、目を閉じたアルファ波が出るのが当たり前の状態で、左右の音の周波数の差がアルファ波の8~13Hzの音を聞かせて、アルファ波が出ているから、「同調」しているなどというのはダメだ。
だって、著書でも「ヘミシンクがおもしろいのは、脳波を強制的にある状態に持っていくことで意識状態をその脳波に対応する状態へ持っていこうとする点である」(第10刷第25頁)と言っているわけだから、同じ睡眠段階の状態で、左右の音の周波数の差を変化させて、その際の脳波を検出し、強制的に左右音の差の周波数の脳波になるかどうか確かめればいいのである。モンロー「研究所」とか言ってるくせに、そんな実験・研究すら行っていないのだろうか?

まあ、それは、やれば、イカサマだってことがすぐバレるからな、
絶対やるわけないよな(^_^;)

ヘミシンク音はYouTubeで検索すると聞くことができるが、これを聞くと左右の音とも高音域から低音域まで様々な音域の音が混ざっていて、左右の音の周波数差がきっちり数Hz程度の間になっているとは到底思えない。
こんなんだったら、普通の環境音楽を聴いてたって、脳波が同調しなくちゃオカシイと思うのだが(笑)…

「体外離脱」についても同じ。体外離脱すると自分の眠っている様子が見えるそうなのだから(笑)、以下のようにすれば簡単に「体外離脱」での体験が「実体験」なのか、単なる「幻覚」の類いなのかを実証できる。

まず、厳重に目隠しをして密室で外部と隔離状態になっている被験者にヘミシンク音を聴かせる。目隠しをした被験者の近くには、密室外から点灯色を赤、青及び黄等と変えることができる小型ランプ(信号機のようなもの)を配置する。被験者は目隠しを外したりするイカサマができないように厳重に管理する。被験者には何の実験をしているか事前に知らせないし、密室外の操作員にも実験の目的を知らせない二重盲検試験の手法を用いる。
その状態で、「体外離脱」中に点灯していたランプの灯色を当てさせれば、「体外離脱」での体験が「実体験」なのかを確実に実証できる。

まあ、こんな研究もイカサマがバレるから
絶対やるわけないよな(^_^;)

私も、試しにYouTubeのヘミシンク音をいくつか聴いてみたが、全然、「体外離脱」など生じなかった(笑)。でも、そういうと、「信じていない人には効果がない」とか言うんだよなぁ~、ホント、ブッ飛ばしたくなるよなぁ~(`へ´)o

まあ、ヘミシンク音を聴くと「体外離脱」が生じるのかはさておき、その「体外離脱」での様子だが、これが笑える。

「草に覆われた丘が見える。ぬめっとした草で葉の長さが1メートル以上、幅が10センチほどもあるような草だ。
そういう草の葉に全面覆われた高さ500メートルほどの山だ。
…(中略)…セッション後に気が付いたのだが、見たのは銀河系の中心核というよりその外側のバルジ(銀河中央部のふくらみ)ではないのか。そう考えると、すべてがうまく説明つく。
あの小山の形はまさしくバルジを真横からみたような形だった。それに、私は生命エネルギーをどうも緑の草と見る傾向があるようだ。だから緑の葉で覆われた丘というはバルジが生命力の現れである星の集合体であることを現している。
…(中略)…我ながらうまい解釈に満足した。」(第10刷第176~第178頁)

なんだよ、これ?K君は「体外離脱」中は宇宙が見えるとか言ってたけど、結局、自分自身には、ヘンテコなイメージが見えるだけなんだな(笑)。で、それを覚醒後にてめぇの都合の良いように銀河のコアやバルジが見えたといって解釈するわけだ。こういうのを「妄想」と言わずして何と言うのだろう。さらに、

「アンドロメダ銀河を探索することにする。
しばらくして、地球上の田園風景みたいなのが見えてきた。低いフォーカス・レベルのほうに落ちてしまった可能性があるので、必死にアンドロメダを見ようとするが、まったく見えない。あきらめて見えるがままにする。
突然、気がつくと本屋の中にいる。東京のどこの街角にでもあるようなちょっと大きめの本屋だ。客がたくさんいて本を見ている。ガラスを通して道行く人が見える。晩秋の夕日がガラスを通して店内へ差し込んでくる。外へ出る。道路工事のような、ビルの建築現場のような景色。これって地球の東京の様子じゃないか。そういぶかっていると、
「ここはアンドロメダ銀河内の地球の双子惑星と呼ばれているところです。」
とガイドが言った。」(第10刷第169~第170頁)

はぁ~~もう、
馬鹿馬鹿しくて涙が出てきそうだ(T0T)

あとは皆さんの判断にお任せする。これだけ書けば、こんなのはイカサマだと判ったと思う。
結局、こんなのは、ニューエイジ思想の焼き直しで、典型的なカルトである。ドラッグでラリって見たただの幻覚を、「宇宙の真理を見た」なんてやってるのとまるで同じである(笑)。ドラッグセックス及び反社会的テロ行為の3点セットはカルト及びニューエイジに付き物だが、このモンロー研はそれをやれヘミシンクだののソフトなオブラートで巧みにカモフラージュしているわけだ。

では、次に、奴らの騙しの手法について説明していこう。私は、研修プログラムに参加したというK君からこの話を聞いて、本当にあきれ果てた。

まず、K君のように、心が弱っているため、坂本のイカサマ本を読んで不運にも共感してしまった人間を、半日くらいのセミナーに押し込む。このセミナーの参加費用は何と1日セミナーで3万円~3万5千円で、2日セミナーだと、6万5千円にもなるのだ。

まあ、これでイカサマだと思った人は上手く逃げられるだろうが、中には完全にハマってしまうバカもいるだろう。これで、継続的に騙し続けて金をむしり取り続けることが可能なバカだけがフィルタリングされる(笑)。

で、極め付けは、米国バージニア州シャーロッツビル郊外のモンロー研本部で行われる研修プログラムにダマされた奴らを参加させる。これには、モンロー研や坂本に共鳴した(ダマされた)十数人~二十数人の人間が、シャーロッツビル郊外の美しい森林の中の本部で一週間ほどの合宿をする形式で行われる。K君にも写真を見せてもらったが、本当に美しい所で、クダラナイ研修プログラムなどなければ、私も行ってみたくなるような所である。

このように、リゾート地での合宿等のレクリエーションに信者を集めて金を巻き上げるのは、似非宗教、カルト宗教の手口の一つだから注意が必要である。
私も実は高校生になったばかりのときに、ある知り合いから軽井沢にテニスをしに行かないかい?と誘われたことがある。現地に行くと、テニスは専属のコーチが教えてくれるし、宿の料理は上手いし、来ている女の子たちはカワイイしで言うことなしだった(笑)
ところが、合宿の最終日近くに全員をヘンな寺に集めて、クダラナイ似非宗教のレクチャーが開始されたのだ!
私は、冗談じゃねぇ~よ、
バカヤロー(`0´)o!!
と速攻で帰ってしまったことは言うまでもない(笑)

話が脱線したが、こんな幼稚な手口でも、心が弱っていて友達が欲しいような人だと、引っ掛かり易いので、注意が必要である。それで、例によってくだらないインチキ自己啓発セミナーと、ヘミシンクによる体外離脱ごっことが繰り返されるのだ。坂本もトレーナーとして、参加者がヘミシンクによる妄想にハマリ易いようにレクチャーする。

そうそう、書き忘れたが、ヘミシンクによる体外離脱には、「フォーカスレベル」という段階がある。例えば、

フォーカス1(通常C1):覚醒状態。
フォーカス10:「肉体は眠り、意識は目覚めている状態」。体外離脱が可能。
フォーカス12:「知覚・意識の拡大した状態」。五感を超えた知覚、ガイドと呼ばれる意識存在と交信できる。
フォーカス15:「無時間の状態」。過去や未来へ行くことができるようになる。
フォーカス21:「この世とあの世の架け橋」、物質世界と非物質世界との境界。
フォーカス35:地球生命系内の時間を超えた自分の意識の広がり・つながりが把握される。このレベルには現在、地球外生命体が多数集まっていて、今後起こる地球生命系の一大変化を観察している。
フォーカス42:太陽系を超えた、太陽系近傍の銀河系内の自分の意識の広がり・つながりが把握される。
フォーカス49:銀河系を超えた、銀河系近傍の自分の意識の広がり・つながりが把握される。

といった具合である(笑)。
つまり、ヘミシンクやモンロー研もオウム真理教と同じで、「フォーカスレベル」という具体的な「努力目標」が設定されているのである(笑)。まあ、英会話学校やテニススクールでも具体的な努力目標があると、人間、ヤル気が出てくるものだが、このような手口は、人間心理を巧みに利用したものであるから、くれぐれもダマされないように注意が必要である。

例えば、このような合宿での研修プログラムで、参加者の一人が「フォーカス35に到達した!」なんてことが起こると、周りの人間もそれが目的で来ているのだから、「オレも!」「私も!」となるのは当然である。

K君が参加したときも、参加者ニ十数人の中で2人ほど、かなりのレベルに達した人がいたそうだ。もちろん、参加者全員が初対面同士なのだから、モンロー研の方で適当に「サクラ」を混ぜるのは簡単である。「サクラ」が含まれていなくても、もともとダマされ易いニ十数人もの参加者がいれば、一人二人くらい暗示にかかり易くそんな妄想が強く出る人がいてもオカシクはない。

K君よ、もう、いい歳してこんなカラクリも見抜けないのかね?
君には推理小説でも読んで推理力を鍛えることをお勧めするよ(笑)。
推理小説といっても、本格的推理モノではなく、アルセーヌ・ルパンとか(アニメの「ルパン三世」でも可(笑))、江戸川乱歩の少年向きの「怪人ニ十面相」とかが君にはレベル的にちょうど良いのではないかと思うのだが
(別にルパン等をバカにしているのではない。ルパンのトリックは豊富で面白い。しかも、これらはトリック自体が小説中で目立つようにはっきりと書かれているため、読後に判りやすいのである)…

それで、研修プログラムの途中には、インチキ超能力FBI捜査官ジョー・マッ金隠し!じゃなかった、ジョー・マクモニーグルが登場する。えっ、マクモニーグルを知らないって?ほら、たまにTVの超能力特番に出てくるじゃないですか、眼鏡かけてブヨブヨ白ブタみたいに肥え太った白人オヤジが。このオッサン、リモートビューイング(遠隔視)とか抜かして、人や物を捜索するんだけど、あてずっぽうなことを言ってるだけで、結局、ちっとも透視が当らないんだよね。それに、このデブ、実際にはFBIなんかに在職していたことなんてありゃしないし、肩書き自体がウソっぱちだしね(笑)。
で、この白ブタ君は、研修プログラムの途中に現れてきて、ランチを参加者と一緒に食べてくれたり、著書にサインをしてくれたりして、研修の盛り上げ役をするわけだ。
なんでも、この白ブタ、モンロー研の創設者ロバート・モンローの義理の娘の娘婿だそうで、まさに悪の姻族と言える(笑)。

そんなこんなで、美しい森のリゾート地で、人生や仕事に疲れ悩む参加者たちの「癒し」の時間が過ぎていき、その何人かはノセられて、「フォーカス21」まで行った!とかやるわけだ。

で、この研修プログラムの参加費用が何と32万円!もちろん、米国現地への渡航費用は別だ。しかも、この研修プログラムは「ゲートウェイプログラム」と言うヤツで、まだ「入門編」。この後にも、「ライフライン」「エクスプロレーション27」「スターラインズ」等の研修プログラムが段階的に控えていて、同額の参加費がかかり、金をむしりとられる仕組みになっているのだ。

すなわち、この商売、イカサマ本を売って儲け、イカサマセミナーでさらに儲け、段階的な研修プログラムでさらにバカから金を巻き上げるという手法である。諸経費なんか、合宿所の維持費、食費の他、その白ブタ・マッ金隠しとバイトの「サクラ」に払う費用くらいだろうから、まったく良い商売だよなぁ~。

まあ、この手のヤツには、やれダイエットだ、エステだのの分野にも良くあるもので、こういった分野での効果があったか否かは、もともと本人の主観に左右され易いものなので、本人が納得して大金を投じているのなら、良いのかなとも思えてしまう。

しかしだ、K君が話してくれた、この話を聞くと、本当にコイツラには反吐が出る。

その研修プログラムの参加者には、お兄さんが亡くなられた人が居たそうだ。
お兄さんの死に心を痛めたその人は、ヘミシンクによる「体外離脱」で「霊界」のお兄さんにどうしても会いたくて、大金を投じ、その研修プログラムに参加したとのことだ。それで、その人はヘミシンクでお兄さんに会えたのだそうだ。
もちろん、実際には、坂本らがその人の妄想を助長するように寄ってたかってレクチャーし、その人がそんな幻覚を見るように仕向けたわけだ。

このブログ記事をお読みになっている読者諸氏は、こういうのをどう思われるだろうか?

私は、こういう心がボロボロに傷ついて弱っている人間をダマす行為が平気で出来るヤツを同じ人間とは認めない!
人間として恥ずかしいとは思わないのだろうか?!
こいつらは人間のクズ本当に反吐が出る!!
こいつらの心臓を抉り出して、実際に赤い血が流れているかどうか試して見たいくらいだぜ!!!
こいつらは、こういう行為をして、
「またカモをダマしてやったぜ( ̄ー ̄)v」とか言ってほくそえんでいるのだろうか?

やはり、こいつらは法制度を整備して、一回こういう悪質な詐欺行為を働いた人間は、即死刑とすべきである。こいつらには更正の見込みなど全くナイのだから、当然だろう。

死刑のやり方も、絞首刑などでは生ぬるいから、自衛隊の射撃訓練の的にするのが良いだろう。こいつらを演習場に放してから、火薬の量を少なくした弱装弾で、頭部や心臓といった急所以外を狙って何発も弾丸を叩き込む射撃訓練を行い、ナブリ殺しにする。
(メ-_-)_┏━ ---------------・(/;゚◇゚)/
そして、最後にタマキンに2発弾丸を叩き込んでトドメを刺す。
どうせ、こいつらロクでもない人非人なのだから、最後にお国の為に死んで頂くというのがよろしいと思うのだが、どうだろうか?