口述試験練習会

昨日は、同僚の女性弁理士マイちゃんに頼まれ、 とある弁理士会派の口述試験練習会の講師に行った。
弁理士試験というのは、
短答式試験(5月にある、多肢から正答を選択する形式の試験)
↓
論文式試験(7月にある、問題に対する答えを紙面に論述する試験)
↓
口述式試験(10月にある、試験官からの問いに口頭で答える試験)
と3関門ある。
毎年、この時期になると論文式試験の合格発表があり、 最後の口述式試験に向けて、いろいろな予備校や弁理士会派で、 口述試験のための練習会が開かれる。
まあ、私の受験した頃は、最後の口述試験など、 試験官との単なる雑談で終わり(笑)、
不合格になる者など、ほんの数人で、 実質的に論文式試験に合格すれば、最終合格だった。
ところが、ここ2年くらいは、 論文式試験の合格者の内、10%近く不合格になるほど厳しくなっている。
現に、私の職場でも4人の論文式試験合格者のうち2人が不合格となっている。
私は去年に続いて、受験界に恩返しをするつもりで、 仮想口述試験の試験官役を引き受けた。
黒スーツをびっちり着込み、 心を鬼にして、写真のようにコワイ顔を敢て作り(笑)、
低目の声で口調おだやか、でも目線は動かさずに受験生にプレッシャーをかけ(笑)、
「ライヤーゲーム」の松田翔太あたりの線を狙ったつもりだ (明らかに外しているが…(^^;))
相方の講師をつとめて下さったコバヤシ先生と相談して、 最初の4人くらいの受験生で、もっとも返答率の悪い問題を出題する。
私:「法人でない社団等が手続をできる場合を挙げて下さい。」
受験生:「詐害審決に対する再審の請求ができます。」
私:「それは本当ですか(`へ´)、法人でない社団等が詐害審決に対する再審の請求ができますか?」
受験生:「ああぁっ…、いや、そのぉ…、できません…」
私:「では、どういった手続ならできますか?」
受験生:「えっ、そのう、無効審判の請求ができます。」
私:「ただの無効審判ですか、法上の文言を正確に言ってください。それに、できる手続はそれだけですか?」
受験生:「えぇっ…、そのう…」
………
……
…
とてもできる方もかなりいたが、 ほとんどの問いに、しどろもどろの人も結構いる。
まあ、本番で苦労するよりも、今、苦労した方が良いと思うので、 敢て心を鬼にして、しどろもどろの受験生に愛のムチを入れる (私はSではないので…、念のため(笑))
まあ、皆さん、論文式試験まで合格してきたので、 知識は十分なはずなのだが、 中には、机上の勉強は得意でも、 こういう、人と対面して緊張の中で返答するというのは苦手という人も結構いると思うので、 そういう人は、このところの試験の傾向は可哀想かなとも思う。
かくいう私も結構、忘れているところもあって、 初心に戻ることができたというところか…
3時間講師役をつとめ、結構、疲れたが、 こういうのも、たまには良いと思った。
では、受験生の皆さん、もう一息ですので頑張って下さい。
最終合格をお祈りしています。


